「・・・立秋をとっくに過ぎ、旧暦では秋、なのだが現代ではまだまだ暑く、雲も猛々しい。
夏は「か~っ」と暑い方が夏を満喫しているようでわたしは好きなのであるが、残暑は毎年厳しい。
夜だけは涼しくなってほしいものだ。」
・・・
という前置きを作成し、はや一か月半ちかく経過してしまった。
今や日中も肌寒くなりつつあり、夏の面影はなくなりつつある。
自宅のインターネット環境の不具合によりブログを二か月もの間アップできず、当ブログをご存知の方には大変ご迷惑を掛けてしまったこと、
ここにお詫び申し上げます。
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だいぶ前の話になってしまったが、七月に足を運んだ、愛知県新城市にある「明神山」の山歩きについて述べようと思う。
この山歩きは前回のリベンジ、である。
これも前のことであるが思い出していただきたい。
明神山には、「乳岩」「三ッ瀬」と、二つの登山口があることは前回述べた。
今回は三ッ瀬口が出立の地である。
歩く距離的にはこちらの方が短い。
そしてメンバーは前回と同じ、殿方四人。Kさん、Nさん、Mさん、である。
山を一緒に歩くのに、これ以上ないメンバーであるのは言うまでもない。
例によって浜松のとあるローソンに集合し、車二台連なり登山口へ…
準備をし、いざ明神山。
空は、気持ちのよい青空である。
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三ッ瀬の入り口は沢の手前にある。
看板横の猿に「はっぱ」をかけられ、沢を越えて登りはじめる。
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登りはじめは相変わらず苦しいものだ。
歩き始めて10~20分くらいで汗がジワジワとにじみでてくる。
道には、岩や大きい石がごろごろと転がっており、なかなか普通の道を行くようにはいかぬ。
さらに、傾斜が結構急なのである。
これはこたえる。
ヘタに不安定な石に足をのせれば足をとられる。
しかしこういうところを歩くたび、登山靴の有り難さというか、恩恵を感じずにはいられぬのである。
この山道、二合目までが非常に長く、一度来たことがあるKさん以外、二合目の看板が出でてきた時、
(こ、これで二合目!?)
…三人とも狼狽したものである。
休憩を多目にとり、ゆっくり歩をすすめてゆくと、お待ちかね、「鎖場(くさりば)」が立ちふさがるのだ。
軽いスリルもあり、筋トレにもなるし、こういったところは楽しいもので、気分も高まる。
岩に鎖が打ちこんであり、その鎖を手に取り、のぼるのである。
更に、鉄ハシゴも出現する。
このような道に体力を奪われるのである。
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乳岩ルート(前回)と三ッ瀬ルート(今回)は、
ある地点で合流し、途中から前回と同じ道におどり出る。
(乳岩ルートからだと、合流地点は前回述べた「胸突き八丁」を越えた先にある。)
前回越えた鎖場。
ここで前回リタイヤした地点を通過。
その先の、ながい鎖場。
しばらくゆき、鉄ハシゴを登ると前回お目にかかれなかった、
「
馬の背(うまのせ)」
に辿り着く。
その名の通り、馬の背中のような細長い岩であり、そこを通る。ちなみにここが八号目である。
岩道の両横は絶壁、落ちたら間違いなく天に召されること請け合いの場所であるが、
景色はまったく文句のつけようがないもので、遠くに見える山々、川、しばらく眺めていてもまず飽きぬ絶景であった。
思い思いに写真を撮り、また、頂上を目指す。
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頂上に行くまでの道のりも登ったり下ったりで、山が疲れた身体にゆさぶりをかけてくる。
ただ、もうすぐ頂上だと頭で理解している分、歩き始めより足取りは軽いようである。
このあたりで、写真には撮れなかったが、野生のリスを見ることを得た。
しばらく歩くとお待ちかねの頂上、である!
写真だと遠方はモヤがかっているが、実際はもう少しよく見れた。
望遠鏡もあったが、レンズの中が「露」だらけで全く見えない。
展望台に登り、昼飯の準備をはじめる。
今回もN’sキッチンのお世話になる。
今回のメニューは、
な、なな、なんと、
蕎麦、である。
インスタントでなく、乾麺だ。
さすがとしかいいようがない。
ネギ、刻み海苔も周到に用意されており、期待が否応なしに高まる。
それから氷水でしめられ、陽の光を受け、つやつやしている蕎麦をつまむ、のである。
(う、うまい…)
山頂で蕎麦とは格別なものだ…
そして最後にまさかの蕎麦湯。
これには一本とられた。
山頂で蕎麦湯を頂けるとは…!
Nさん、いつもありがとうございます…!
頂上は晴れたり雲がでたり忙しい。
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昼食中に様々な方が登ってこられ、各々昼食をとられていた。
ご年配の方が多く、おにぎりやパンを頬張っている。
(帰り道も幾組かのグループとすれ違ったが、みな、お元気そうなご年配であった。)
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一時間近く過ごし、時間をみて下山の準備をする。
下山は来た道をそのまま戻るのであるが、今日は雨も降らず気持ちよい天気で、するすると歩くことができる。
帰りの馬の背でもしばし立ち止まり、眺めを目に焼き付ける。
馬の背の景色に改めて感動したMさんが思わずうつ伏せになり、馬の背に負けじと
人の背をみせつける!

(アタマ踏まれてるみたい)
馬の背では、ひとしきり盛り上がった。
あとにするのが名残惜しい。
帰りの鎖場も、はじめに比べれば慣れたものだ。
帰りも水場に寄り道したり、沢で写真を撮ったり、誠に有意義な時間を得た。
凱旋する男たち。
駐車場に帰ってくると、やはりホッとする。
今回も無事に帰ってくることができた。
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今回で、わたしの静岡での山歩きは一区切りになる。
静岡県から他県へ引っ越す為だ。
こちらでは三度しか山歩き出来なかったが、非常にたくさんのものを学び得ることができた。
最初にKさんと山へ行ってから、すっかり山歩きが好きになった。
ランニングもこれの為にやっているようなものである。
Kさんのお誘いがなければ、いまだ山の素晴らしさを知ることはできなかっただろう。
ほんとうに最高のきっかけを頂きました。
Kさん、Nさん、Mさん、短い間でしたが今まで本当にありがとうございました。
生意気かつ気がきかぬおとこで申し訳なかったです。
また休みが合えば山歩きに参加させていただきますので、その際は宜しくお願いします!
(・・・この後、9月11日に別な山へ参加・・・それについてはまた次回)
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自然、とは誠におそろしく、おもしろい。
これからの生活でも、自然とうまく付き合っていきたいものである。